10タイプ × 24特性──Compass全体がつながる“立体構造”
Emotional Compass の特徴は、「タイプ(全体像)」と「特性(具体的な動き)」がひとつの構造として結びついていることです。
一般的な診断では、タイプ(分類)だけが結果に出ます。しかし、Compassは次の2つを同時に見える化します。
- 10タイプ(リーダーシップの“色”)
- 24特性(感情・行動・関係の“具体的な動き”)
これにより、
- 自分がどんなリーダーシップを発揮しやすいのか(タイプ)
- その理由はどの特性が支えているのか(特性)
が“立体的”に理解できます。
タイプ=全体の傾向、特性=具体的な発動メカニズム
10タイプは、あなたのリーダーシップの全体的な色を示します。一方で24特性は、日常の中で起きている内側のプロセスを表しています。
例えば:
- カリスマタイプが力強く行動できるのは、背後に「自己批判性」「リスク選好性」「ブレイクスルー」が働いているから。
- 共感タイプが安心を生み出せるのは、「共感的感度」「傾聴力」「関係志向性」が強く作用しているから。
- 論理タイプの冷静さには、「感情俯瞰力」や「意図共有力」が大きく関係している。
このように、タイプの“なぜその動き方になるのか?”を説明するのが24特性です。
Compassでは、この二層構造によって“理解の深さ”がまったく変わります。
タイプは固定ではなく、“特性の組み合わせ”で変化する
Compassの大きな特徴は、タイプを固定しないことです。
1人の中に複数のタイプ性があり、状況や相手、環境によって前に出るタイプが変化します。
なぜ変わるのか?理由はシンプルです。
特性の揺れ・強みが時間とともに変化するから。
たとえば:
- 困難な状況では「レジリエンス」が前に出る
- 新しい挑戦の場では「ブレイクスルー」が働く
- チームづくりの場では「関係志向性」が主役になる
- 意見が割れた場では「意図共有力」が役立つ
状況の変化に応じて特性が動くため、タイプも自然に変わります。
10タイプと24特性は、“EQリーダーシップ®の4因子”で統合されている
Compassの構造は、EQリーダーシップ®の4因子に完全準拠しています。
- 自己認識(SA):内側の理解
- 自己管理(SM):感情を整え行動を選ぶ
- 社会的認識(SO):相手・状況・関係の理解
- 関係管理(RM):対話・共創・信頼形成
24特性は、この4因子を“日常レベルの行動”に分解したものであり、10タイプは、その4因子が組み合わさった“リーダー像”として機能しています。
4因子 → 24特性(具体) → 10タイプ(総合)──この統合構造が、Compassの設計思想です。
診断後の読み方が変わる──結果を“自分ごと”として理解できる
Compassでは、結果を単に「タイプ名」で終わらせません。タイプと特性の双方が結果に示されることで、理解が深まります。
「なぜ私はこのタイプに近いのか?」
→ 特性の組み合わせで“理由”がわかる
「どこを整えればリーダーシップが安定するのか?」
→ 揺らぎやすい特性が示される
「どんな特性が他者への安心につながっているのか?」
→ 強みの特性がわかる
「どう行動すれば関係がよくなるのか?」
→ 発動しているプロセスが見える
結果を読んだときに、自分のストーリーとして理解できる“手がかり”が増えること──これが10タイプ×24特性の大きな価値です。
Compassは、あなたの“動き方の全体像”を照らすモデルです。
タイプ=あなたのリーダーシップの色
特性=その色をつくる内側のメカニズム
4因子=リーダーシップの発達を支える循環構造
3つがつながることで、あなた自身のリーダーシップが立体的に理解できるようになります。