1. その一言で、心がざわついたあなたへ
「君、リーダーシップないね。」
もしそんな言葉を面と向かって言われたら、あなたはどう感じるでしょうか。
悔しさ、戸惑い、あるいは「ああ、やっぱり…」という小さな諦めのような感情かもしれません。
たった一言なのに、心の奥にずしんと残る——それは、きっと「自分には何かが足りないのではないか」という不安を、どこかでずっと抱えていたからです。
けれど、そもそも「リーダーシップがある/ない」とは、何をもって語られているのでしょうか?
なぜそれが、そんなにも私たちの価値を決めるかのように響いてくるのでしょう?
本記事では、「リーダーシップがない」と言われたときに立ち止まって考えたい、“問い直し”の視点をお届けします。
2. リーダーシップは「資質」ではなく「関係性」から生まれる
私たちはつい、リーダーシップを「生まれ持った資質」だと思いがちです。
カリスマ性、決断力、堂々とした振る舞い——それらがないから、自分は向いていないのではないか。そんな思いがよぎることもあるでしょう。
でも、INNERSHIFTが大切にしている視点は少し違います。
リーダーシップとは、一人で完結する“能力”ではなく、誰かとの関係のなかで立ち上がる“現象”なのです。
たとえば、あなたが職場で静かにチームの空気を読んで動いたとき。
あるいは、誰かの発言にそっと補足を加え、対話を前に進めたとき。
その瞬間には、確かに「リーダーシップ」が生まれていたかもしれません。
つまり、見えていないだけで、リーダーシップは“ない”のではなく、“見出されていない”だけという可能性があるのです。
3. 「ない」と感じるときにこそ見つかる、3つの問い直し
① 「感情の揺れ」は、何に触れたサインだろう?
落ち込んだ、腹が立った、焦った…。
そうした感情は、単なる反応ではなく、あなたが大切にしたい何かに触れたサインです。
② どんな「関係性」の中で、自分を語っていたか?
「リーダーシップがない」と言われたのは、どんな場面でしたか?
誰から言われたのか?
その評価はあなたの“全体”ではなく、“一部”にすぎないかもしれません。
③ 本当に「ない」のか? それとも、まだ言葉にできていないだけか?
自分を言語化する機会は多くない。
すでに“ある”けれど言語化されていないリーダーシップが、眠っているかもしれません。
4. 小さな一歩からはじまる、あなたのリーダーシップ
「ない」と言われて、立ち止まり、問いをもった。
それ自体が、もうリーダーシップの始まりです。
リーダーとは、「正解を持つ人」ではなく、問いを持ち、関係の中で変化を起こす人。
5. 自分のリーダーシップを、静かにふり返ってみませんか?
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あなたは、何を問い直しますか?

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