“仕える”は弱さじゃない|サーバント・リーダーが信頼を生む7つの行動
サーバント・リーダーシップの視点から、「仕えること」がどのように信頼や関係性を育てていくのかを扱う動画です。カリスマとは異なるリーダー像を考えるヒントになります。
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強い光は、人を導く力にもなり、気づかぬうちに影を生むこともあります。
カリスマリーダーの周囲で起きる変化は、いつも静かに積み重なっていきます。
“期待”が場を傾けるとき
カリスマ性は、人を惹きつける力でもあり、場の空気を一方向に傾ける力でもあります。判断力や実行力が高いリーダーほど、周囲は無意識にこんなふうに感じやすくなります。
誰も悪意がなくても、こうした“影”の作用は少しずつ蓄積していきます。光の強さはチームを前に進める一方で、声を失わせてしまうこともあるのです。
“迷い”を抱えたまま立ち続けてしまうとき
影は周囲だけでなく、リーダー自身の心の中にも広がります。期待が大きくなるほど、「弱さを見せない自分」であろうとする力が働きやすいのです。
助けを求めることが難しくなり、迷いを共有できなくなる。気づくと本音を話せる相手がいなくなってしまう。影とは、失敗や欠点ではなく、 期待に応えようとしすぎるあまり、自分の感情を置き去りにする状態 のことです。
カリスマリーダーの影は、外側と内側の両方に生まれるものなのです。
強く惹きつける力を、独り歩きさせないために
リーダーシップは、光か影かを選ぶものではなく、そのあいだで生まれる関係をどう整えるかの営みです。
カリスマ性は否定すべきものではありません。ただ、その強さが独り歩きしないよう、対話の回路を丁寧に築くことが必要です。
光と影をともに抱えながら進むとき、リーダーとメンバーのあいだに健全な緊張が生まれ、チームの熱は、持続可能でしなやかなものへと変わっていきます。
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