シェアド・リーダーシップは、リーダーシップが特定の個人に固定されるのではなく、関係の中で共有される状態
組織におけるリーダーシップは、役職や立場によって担われるものとして捉えられることが一般的です。しかし実際には、状況や関係の中で、誰がどのように働きかけるかは常に変化しています。
シェアド・リーダーシップは、この変化する関係の中で、リーダーシップがどのように立ち上がり、どのように広がっていくのかを捉えるための概念です。
なぜ、個人ではなく関係として捉えるのか
リーダーシップを個人の資質や能力として捉えると、「誰がリーダーであるか」という視点に限定されます。
しかし、実際の組織では、特定の誰かが常に主導するとは限りません。ある場面では一人の行動がきっかけとなり、別の場面では別の人の働きかけが流れを変えることがあります。
このような変化は、個人の属性だけでは説明しきれません。
シェアド・リーダーシップは、リーダーシップを個人から切り離し、関係の中で生まれる働きとして捉え直します。
シェアド・リーダーシップが扱うもの
シェアド・リーダーシップが扱うのは、「誰がリーダーか」ではなく、「どのようにリーダーシップが現れているか」です。
誰かが働きかけること。
その働きかけが他者に受け取られること。
否定されることなく、関係の中で広がっていくこと。
こうした一連の動きの中で、リーダーシップは個人のものとしてではなく、関係の中に分散して存在します。
この概念が意味しないもの
シェアド・リーダーシップは、リーダーが存在しない状態を指すものではありません。
また、役割や責任が曖昧になることや、統制が失われることを意味するものでもありません。
特定の個人が常に主導する構造とは異なり、状況や関係に応じてリーダーシップが移動するという特徴を持ちます。
位置づけ
シェアド・リーダーシップは、リーダーシップを「個人が持つもの」から「関係の中で生まれるもの」へと捉え直す概念です。
このような関係の中での動きは、感情の扱い方とも関係しています。
Emotional Compassでは、感情がどのように行動につながり、その結果として関係がどのように動くのかを、日常の文脈で捉え直すことができます。
https://innershift.jp/compass-diagnosis/
詳しく知る
シェアド・リーダーシップがどのように成立するのかについては、次の記事で構造として整理しています。
参考文献
なし
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