シェアド・リーダーシップは、関係の中での相互作用を通じて、行動が連鎖的に広がる状態を生み出します。
特定の個人が主導し続けるのではなく、関係の中で生まれた働きかけが他者に受け取られ、次の行動へとつながっていく。この連鎖によって、組織の中に動きが広がっていきます。
なぜ、行動が広がるのか
行動は、指示や命令だけで広がるものではありません。
誰かの働きかけが他者にどのように受け取られるかによって、その後の動きは変わります。
受け取られた行動は、関係の中で意味を持ち、次の行動を生み出すきっかけとなります。
シェアド・リーダーシップは、この「受け取られること」を前提として、行動の広がりを捉えます。
行動の連鎖としての構造
シェアド・リーダーシップのもとでは、行動は個人の中で完結しません。
ある人の働きかけが共有されること。
その共有が別の人の行動につながること。
さらにその行動が、別の関係に広がっていくこと。
このように、行動は連鎖的に展開されます。
この連鎖が成立することで、リーダーシップは特定の個人に依存することなく、関係の中で機能し続けます。
生まれる状態
この連鎖によって、いくつかの状態が生まれます。
まず、特定の人に依存しない動きが成立します。
また、個々の行動が関係の中で接続されることで、自律的な展開が可能になります。
これは、誰かが常に指示を出し続ける状態とは異なり、関係の中で動きが維持される状態です。
連鎖が生まれない状態
すべての場面で、このような連鎖が成立するわけではありません。
働きかけが評価や管理の対象として扱われる場合。
他者が関与せず、行動が個人の中にとどまる場合。
関係の中で受け取られず、次の行動につながらない場合。
このような状態では、行動は広がらず、シェアド・リーダーシップは成立しません。
位置づけ
シェアド・リーダーシップは、行動の連鎖によって関係の中に動きを生み出す概念です。
この連鎖が成立するかどうかには、他者の行動をどのように受け取るかが関係しています。
その受け取り方には、感情の扱い方が影響します。
Emotional Compassでは、感情がどのように行動につながり、その結果として関係がどのように動くのかを、日常の文脈で捉え直すことができます。
https://innershift.jp/compass-diagnosis/
詳しく知る
シェアド・リーダーシップの定義や成立の構造については、前の記事で整理しています。
参考文献
なし
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