設計者について

INNERSHIFTの設計背景や支援の原点を記したページです。
このページでは、INNERSHIFTの設計を担う最上雄太の視点から、支援思想の起点をお伝えします。

なぜこの場をつくったのか

INNERSHIFT誕生の背景

INNERSHIFTを設計・監修している経営情報学博士 最上雄太です。
このページでは、なぜこの場をつくったのか、その背景をお伝えします。
私が一貫して取り組んできた問いがあります。
研究者として、実務者として向き合ってきた「リーダーシップとは何か?」という問いです。
どうすれば、気づきが一時的なものではなく行動として根づいていくのか。
誰かの言葉や経験のなかに現れる“声”を、どのように捉え、支えることができるのか。
INNERSHIFTは、こうした問いと向き合い続けてきた中で生まれました。
組織や現場での支援、研究、そして多くの語りにふれる中で見えてきたものを、必要な人に届けるための場として設計しています。

設計者紹介(略歴)

実務と理論の両輪をまわす

最上雄太は、リーダーシップ研究を専門としながら、企業や社会人大学院など、30年以上にわたり実務支援を行ってきました。
組織開発支援や人材育成の現場においては、感情や認識の構造理解をもとにした、対話や学びの設計に携わっています。
博士研究では「シェアド・リーダーシップ」の発生メカニズムとその理論的基盤を明らかにし、現場実践と学術的知見による支援モデルを構築してきました。
近年は、「IS360(360度リーダーシップ分析)」というプログラムを通じて、リーダーの語りと関係性を360度の視点から読み解き、経営者や次世代リーダー層への支援を行っています。

博士研究と支援手法の接点

理論と実践が共鳴する場としてのINNERSHIFT

博士研究では、「シェアド・リーダーシップ」がどのように組織内で立ち上がるのかをテーマに、実際の組織変革プロジェクトを対象にエスノグラフィー調査を行いました。
特に注目したのは、リーダーとフォロワーの間に生まれる感情の共鳴と、そこから関係性が変化し、リーダーシップが共有されていくプロセスです。
このプロセスを通じて得られた理論的知見と、実務で培ってきた支援の手法や対話設計の知見をもとに、INNERSHIFTの支援プログラムやフレームが形づくられてきました。
研究と実践は、分離されたものではなく、互いに照らし合いながら進化していくものだと考えています。

フィールド実績
(対企業・社会人大学院)

現場で編まれてきた知見

これまでに、企業や社会人大学院など多様な現場で、組織開発やリーダー育成の支援を行ってきました。
たとえば、事業承継を控えた企業におけるリーダー育成プログラムの設計や、社会人大学院でのリーダーシップ教育のカリキュラム開発など、現場の状況や文化に応じた支援設計を重ねてきました。
特定の手法やテンプレートを当てはめるのではなく、その場にある語りや関係性を丁寧に読み取りながら、一つひとつの支援のかたちを共に組み上げていくことを大切にしています。

INNERSHIFTという場の意味

思想をかたちにする「空間」の設計

INNERSHIFTは、
個人の気づきが一時的なものに終わらず、
行動として根づいていくことを支援するためのプラットフォームです。
ここでは、感情や価値観といった内面的な動きと、
他者との関係性や組織の構造といった外的な条件とを切り離さずに捉えることを大切にしています。
そのために、内省を深めるための問いを設計し、
語られる言葉の背景にある構造を丁寧に読み解き、
実践へとつながる支援のかたちを組み上げています。
この場は、単なる情報発信のためのサイトではなく、
「支援の思想」を実装するために設計された空間として存在しています。

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