INNERSHIFTとは

INNERSHIFTは、「感情を理解し、行動を見つめ直し、関係を育てていく」というプロセスを大切にした、 リーダーシップ開発のための知識体系です。
個人の内側で起きている変化や、チームの関係性の動きに丁寧に目を向け、それを言葉として取り出し、 次の行動につなげる。そのための観察、対話、内省を支える仕組みとして、 Emotional Compass・IS360・EQリーダーシップ®・INNERSHIFT JOURNALを提供しています。

このページでは、INNERSHIFTがどのような考え方を土台としているのかを紹介します。

INNERSHIFTの理念を象徴するイメージ

INNERSHIFTの核にあるもの──問いを丁寧に扱うこと

答えを探す前に、起きていることを一緒に見つめる

リーダーシップの現場では、すぐに答えやハウツーを求めたくなる場面が多くあります。しかし実際には、感情・行動・関係が複雑に絡み合い、一つの正解で説明できない状況がほとんどです。

INNERSHIFTが大切にしているのは、「何が起きているのかを丁寧に観察し、その背景にある問いを見つけること」です。感情の揺れや違和感、チームの雰囲気の変化など、見落とされがちな小さなサインにも目を向け、それを安全に言葉にすることで、次の行動や対話のきっかけを生み出します。

リーダーシップを“役割”や“立場”として扱うのではなく、
人と人のあいだで立ち上がる現象として捉え直すこと。この視点が、INNERSHIFTの中心にあります。

EQリーダーシップ®・Emotional Compassとのつながり

感情→行動→関係の流れを理解するための枠組み

INNERSHIFTで大切にしている「感情から関係が育つプロセス」は、EQリーダーシップ®という理論に基づいています。EQリーダーシップ®は、次の四つの力で構成されています。

・自分の感情を理解する(自己認識)
・自分の行動を選び取る(自己管理)
・他者の状況を理解する(社会的認識)
・関係をつくる・整える(関係管理)

Emotional Compassは、この理論をもとに、24の特性を通じて「いま自分がどのような状態にいるか」を見つめ直すためのツールです。結果の優劣を判定するものではなく、気づきを行動につなげるための観察装置として設計されています。

INNERSHIFT JOURNAL(24特性の記事)は、それぞれの特性にまつわる物語や問いを、日常の中で活かせる言葉としてひらいていく場です。INNERSHIFTは、こうした複数のツールを通して、個人の内側の変化と、チームの関係性の変化をつなぐ橋渡しを行っています。

INNERSHIFTは誰の役に立ちたいか

感情・行動・関係を丁寧に扱いながら、前に進みたい人へ

INNERSHIFTは、すぐに成果を出す「解決策」を求める人よりも、いま目の前で起きている感情や関係の変化に向き合いながら、確かな一歩を踏み出したい人の役に立ちたいと考えています。

たとえば、自分の感情を押し込めるのではなく、「何が起きているのか」を理解したい人。メンバーの声や反応から、チーム全体の変化の兆しを読み取りたい人。一人で背負うリーダー像ではなく、関係の中で立ち上がるリーダーシップに関心がある人。目先の成果よりも、対話を通じて関係を育てる力を大切にしたい人です。

INNERSHIFTは、こうした人たちが、自分と他者との関係を見つめ直し、行動の選択肢を広げていくための手がかりを提供します。

・Emotional Compass:自分の感情・特性の理解
・IS360:関係性の変化の観察
・EQリーダーシップ®:感情から行動、行動から関係が育つ仕組み
・INNERSHIFT JOURNAL:日々の問いを言葉として深める場所

どこから触れてもかまいません。いまの状況や問いに近い入口から、自由に探索してください。

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