感情をうまく伝える人は、何が違うのか──感情粒度が示すリーダーシップ|INNERSHIFT
会議の場で、こんな瞬間に出会うことがあります。 ある人は、自分の感情を率直に語ります。「正直、不安を感じています」「この決定には違和感があります」 一方で、別の人はあまり感情を語りません。事実や判断だけを静かに共有します […]
INNERSHIFT JOURNALの中から、このテーマに関連する記事をまとめています。
会議の場で、こんな瞬間に出会うことがあります。 ある人は、自分の感情を率直に語ります。「正直、不安を感じています」「この決定には違和感があります」 一方で、別の人はあまり感情を語りません。事実や判断だけを静かに共有します […]
「倫理的なリーダー」と聞くと、多くの人は「正しい判断を下す人」を思い浮かべるかもしれません。 不正を許さない。ルールを守る。公正な判断を行う。 倫理という言葉は、しばしば「何が正しいか」を見極める能力として理解されます。 […]
私たちは「リーダー」と聞くと、どのような姿を思い浮かべるでしょうか。 組織の先頭に立ち、方向を示し、決断を下す人。困難な局面では強くチームを引っ張り、メンバーを導く存在。 多くの場合、リーダーとは「前に立つ人」として想像 […]
AIの進化、地政学的緊張、経済の揺らぎ。先行きの見通しが立たない状況は、いまや例外ではなく前提になりつつあります。 こうした環境のなかで、「曖昧さに強いリーダーが求められている」という言葉をよく耳にします。 実際、シモー […]
前回の問いから 前回、「レジリエンスは回復ではない」という視点を提示しました。 逆境のあとに“元に戻る”ことを目指すのではなく、変化した条件のもとで機能を組み替えること。 レジリエンスは、単なる精神的強さではなく、構造現 […]
レジリエンス=「回復力」という理解 レジリエンスという言葉は、いまやビジネスの現場でも頻繁に使われています。 困難から立ち直る力。ストレスに打ち勝つ力。折れない心。 危機に直面しても、早く元の状態に戻れる人を「レジリエン […]
「鼓舞できる人」は一種類なのだろうか 危機の場面で、リーダーの一言が空気を変えることがあります。不都合な知らせを伝えながらも、人々の表情が少しだけ和らぐ。厳しい状況のなかで、前に進もうという気配が生まれる。 私たちは、そ […]
わかり合えないのは、説明が足りないからでしょうか 会議で議論が噛み合わない。部下が納得していない。家族との対話が平行線をたどる。 そのたびに私たちは考えます。 「説明が足りなかったのだろうか」「もっと論理的に伝えるべきだ […]
鼓舞は、熱量の問題なのか 危機の場面で、リーダーの一言が空気を変えることがあります。 不都合な知らせを伝えながらも、人々の表情が少しだけ和らぐ。厳しい状況の中でも、前に進もうという気配が生まれる。 それは、カリスマ性の問 […]
「支える」は、弱さなのか リーダーという言葉から、どんな姿を思い浮かべるでしょうか。 先頭に立つ人。決断を下す人。強い言葉で方向を示す人。 一方で、「支える人」という表現には、どこか控えめな響きがあります。前に出ない。目 […]
「共感=やさしさ」という違和感 共感という言葉は、いつのまにか「やさしさ」とほぼ同義のものとして扱われるようになりました。相手を傷つけないこと。否定しないこと。寄り添うこと。 それ自体は大切です。けれども、組織の現場に立 […]
キャリアの初期に高い成果を挙げてきたリーダーほど、組織が大きくなったときに、かえって成長を鈍らせてしまうことがあります。 自ら問題を解き、迅速に判断し、結果を出す。その姿勢は、かつて確かに組織を前に進めてきました。 しか […]
「自分らしくあれ」 リーダーシップの世界で、これほど頻繁に語られる言葉はありません。オーセンティックであること。意図と行動が一致していること。自分のすべてを仕事に持ち込めること。 それは疑いなく、魅力的な理想です。 しか […]
信頼があれば、人はより大胆になれる。 そうした語りは、リーダーシップの世界では珍しくありません。 信頼があれば本音を言える。信頼があれば挑戦できる。信頼があれば健全なリスクを取れる。 たしかに、それは直感的に正しそうに見 […]
人は、自分の思うようにやりたい。 たとえそれが最善でなかったとしても。たとえ結果が思わしくなかったとしても。 私たちは、判断を修正するよりも、その判断を正当化するほうを選びがちです。 とくにリーダーという立場にあるとき、 […]
同じ失敗でも、止まる人と進む人がいる 新しい施策がうまくいかなかった。想定していた成果が出なかった。 その直後の会議で、空気が変わる瞬間があります。 「やはり自分には向いていないのではないか」「能力が足りなかったのかもし […]
なぜか「感じがいい人」が、必ずしも信頼されるわけではない 会議で穏やかに振る舞い、誰に対しても丁寧に接している。場の空気も悪くならない。 それでも、重要な判断の場になると、最終的な決断を任されるのは別の人だった、というこ […]
「もう得るものはない」と感じる瞬間 コーチングを受けている最中に、ふとこう感じることがあります。「もう十分だ」「これ以上は広がらないのではないか」。 昇進を果たし、目標を達成し、周囲からの評価も安定している。外側の変化は […]
なぜ、私たちは「自分らしさ」を語らされるのか 面接でも、評価面談でも、リーダー選抜でも、私たちは繰り返し問われます。 「あなたは何者ですか」 単なる経歴ではない。肩書きでもない。 価値観、原体験、信念、情熱。仕事と人生を […]
なぜ、盛り上げるはずの場で疲れるのか キックオフミーティング。オフサイト。表彰式。ホリデーパーティー。 チームの恒例イベントは、本来、一体感を高めるために設計されています。場が温まり、笑いが生まれ、つながりが強まる。 そ […]
勇気は、スキルだと言われる 「勇気は後天的に身につけられる」「勇気は鍛えられるスキルである」 近年、ビジネスの文脈でもこうした言葉を目にする機会が増えました。日常の小さな決断を重ねることが勇気を育てる。小さな一歩を踏み出 […]
AIが仕事の進め方そのものを変えつつある中で、リーダーに求められる力は、どこへ移っているのでしょうか。 Forbes JAPAN 最新記事に掲載された「AI時代のレノボが『EQ(感情的知性)』をリーダーシップの必須要件と […]
誰かが挑戦している姿を見たとき、応援しようと思ったわけでもなく、助けようと決めたわけでもないのに、自分の行動が動き出していた。 そんな経験はないでしょうか。 計画を立てたわけでも、納得したわけでもない。ただ、その挑戦に触 […]
感情をうまく伝えられなかったあと、自分の判断やふるまいに、どこか確信が持てなくなることがあります。 「言えばよかったのか」「言わないほうがよかったのか」 その問いが残るとき、問題になっているのは、伝え方の巧拙だけではない […]
インテグリティは大事だ、という点については、ほとんど異論はありません。 マネジメントやリーダーシップの文脈でも、この言葉は長く繰り返されてきました。ピーター・ドラッカーが、「マネジャーに必要な根本的な資質はインテグリティ […]
「もっとできたはずだ」「なぜ自分は、いつもこうなんだろう」 仕事や人間関係でつまずいたあと、こうした言葉が頭に浮かぶことは珍しくありません。それは一見すると、成長のための“健全な反省”のようにも見えます。 けれど同時に、 […]
AIの急速な進展、予告なく変わる政策や規制、地政学的な緊張。現代のリーダーは、「先が見えない」状況を前提として意思決定を迫られています。 DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビューに掲載された**エリック・ソロモン、 […]
ビジネスの現場で「交渉」という言葉が使われるとき、そこにはしばしば暗黙の前提があります。それは、感情は排除すべきものであり、冷静さこそが合理的判断を導く、という考え方です。 価格、条件、役割、責任。重要な局面ほど、「感情 […]
優れたリーダーに必要なのは「魔法」ではない──人は、そこに「いてもらえている」と感じているか リーダーシップは、ときに神秘的なものとして語られます。限られた人だけが持つ資質、説明しきれないカリスマ、ある種の「輝き」。そう […]
評価されるリーダーほど、頼まれる場面が増えていきます。会議への同席、急な判断、想定外の調整。「あなたなら分かっている」「あなたに任せたい」——そう声をかけられるたびに、引き受ける理由は十分にあるように見えます。 今回参照 […]
脳神経手術において、何事も「予定通りに進む」ということは、ほとんどありません。 患部を開いて初めて見えるものがあり、血管の走行も、組織の状態も、人によって異なる。 Diamond Harvard Business Rev […]
会議は予定どおり終わり、意思決定も滞りなく進みました。 参加者は静かにうなずき、場の空気も穏やかでした。 ただ、そのやり取りのあと、「いまの決定は、どう受け止められているのだろう」とふと立ち止まる瞬間はないでしょうか。 […]
最新号の 日経ビジネス に、イオンの現場で進むAI活用を追った以下記事が掲載されていました。 イオン、AIで変わる12万人の現場:ウォルマート追うAIファースト日経ビジネス電子版https://business.nikk […]
リーダーに求められる質問力とは、答えを引き出す巧さのことなのでしょうか。それとも、対話そのものを成立させる力なのでしょうか。 情報は集まっているのに、対話にならない 多くのリーダーは、日常的に質問をしています。状況を確認 […]
「ありのままの自分でいよう」「本音を語ろう」。オーセンティック・リーダーシップを語る場では、こうした言葉が繰り返し使われます。 しかし現場では、本音を語ったはずのリーダーが、かえって信頼を失う。率直であろうとした言動が、 […]
リーダーシップは、他者との関係性の中で発揮されるものです。対話し、影響し、関係を編み直していく。その前提に異論はありません。 一方で、東洋経済オンラインに掲載された記事は、少し異なる角度から「できる人」の姿を描いています […]
心理的安全性という言葉は、いまや多くの組織で共有される前提になりました。部下が安心して意見を言える環境を整えること。その重要性は、疑いようがありません。ところが、DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー(DHBR) […]
会議が続き、メールが途切れず、判断を求められる声は増え続ける。一日中動いているのに、なぜか前に進んでいる実感がない。 多くのリーダーが抱えるこの感覚は、単なる業務過多の問題ではありません。「忙しさ」と「判断」は、必ずしも […]
毎朝、エネルギーが足りない。十分に休んだはずなのに、出社した瞬間から消耗が始まっている。 努力している。部下にも気を配っている。感情もコントロールしている。それでも、疲弊だけが蓄積していく。 この違和感は、個人の弱さやス […]
会議で、正しいことを言っている。1on1でも、筋の通った指摘をしている。それなのに、人が動かない。判断が返ってこない。 この違和感を抱えているリーダーは少なくありません。問題は、正しさが足りないことではありません。正しさ […]
昇進してから、忙しさだけが増えた。自分が動いている感覚はあるのに、チーム全体の成果は思うように伸びていない。 その結果、気づけば実務に戻っている。「自分がやったほうが早い」「まだ任せるには不安だ」。そうして手を動かすほど […]
スター人材は、条件ではなく「上司」を見ている 優秀な人材が離職するとき、私たちはつい理由を外に求めてしまいます。報酬が足りなかったのではないか。市場価値が上がったのではないか。採用競争に負けただけではないか。 けれど、ハ […]
AIの進化によって、仕事のやり方は確実に変わりつつあります。資料作成、分析、判断補助──これまで人が担ってきた業務の一部は、すでにAIが肩代わりし始めています。 こうした変化を受けて、多くの議論は「AI時代に必要なスキル […]
AIへの「恐れ」は、能力の問題ではない 生成AIの活用が進むにつれ、現場では奇妙な現象が起きています。AIは使われている。成果も出ている。それでも、どこかに沈黙がある。 「不安はありませんか」と聞いても、明確な声は上がら […]
学びは速くなった。では、人は育っているのか 生成AIの登場によって、学びのスピードは確実に上がりました。わからないことはすぐに聞ける。自分に合った説明を、その場で返してくれる。 一方で、現場からはこんな違和感も聞こえてき […]
好調なのに、何かがおかしい 売上は伸びている。KPIも計画どおりに達成されている。会議では、問題らしい問題は報告されない。 それでも、どこかに違和感が残る。現場で起きているはずの懸念や小さな警告が、言葉になって上がってこ […]
説明されないまま残る「不公平感」 評価の理由が、よくわからない。意思決定の背景が、共有されない。誰かが得をしているように見えるけれど、説明はない。 こうした場面が重なると、人は次第に「不公平だ」という感覚を抱きます。ただ […]
職場で意見の違いが出た瞬間に、空気が重くなる場面があります。誰かが遠慮し、誰かが黙り、会議は予定調和に流れていく。しかしその裏側で、組織は静かに選択肢を失っています。 ピーター・T・コールマン(Peter T. Cole […]
リーダーシップにおいて「Authentic(本物であれ)」というメッセージは強い魅力を持ちます。しかし、その言葉が独り歩きすると、好きなように言い、思ったようにふるまうことこそ“本物らしさ”だと誤解されることがあります。 […]
リーダーに就任すると、「早く結果を出さなければ」という焦りがつきまといます。とくに“90日で成果を示すべき”という神話は、多くの人を追い込んできました。しかし、この焦りは本当に正しいのでしょうか。 最新のHarvard […]
会議で決めるべきことがあるのに、自分の中で言葉が定まらない。周囲の期待や状況の圧力を前に、どこに軸を置けばよいかわからず、気持ちがふっと揺れる。多くのリーダーが経験するこの“モヤモヤ”は、能力不足の証でも、決断力の弱さで […]
判断が揺れるとき、私たちは自分の弱さを疑ってしまいます。しかし、揺れの原因は「意思の弱さ」ではありません。 多くの場合、価値観が曖昧なまま状況に流され、判断の軸が定まらなくなっているだけです。 どれだけ経験を積んだリーダ […]
会議の場で、メンバーが言葉を飲み込んでしまいます。意見を求めても、誰も反応しません。「もっと主体性を」と願えば願うほど、現場の空気は重くなっていきます。 こうした状態は、決して珍しいものではありません。そしてこの背後にあ […]
■ 変化は、意外な“揺れ”から始まる 会議では前向きな言葉が並ぶのに、実際にはほとんど動きがない。方針を示しても、進捗はゆっくりで、誰も悪いわけではないのに“どこか重い空気”が続いてしまう。 企業支援の実践のなかでも、私 […]
会議で意見を求めても、誰も反応しない。新しい取り組みを始めようとしても、動き出すのは一部のメンバーに限られる。「もっと主体性を持ってほしい」と願うほど、空気が重くなる──。多くの現場で繰り返されるこの光景は、本当に“個人 […]
■ はじめに 「やろうと思っていたのに、なぜか動けなかった。」「言わなくてもいい一言を、つい口にしてしまった。」「本当は仲間を支えたいのに、距離を置いてしまった。」 仕事の現場では、こうした“意図と行動のズレ”が日常的に […]
■ はじめに 「なぜ、こんなに頑張っているのに、うまくいかないのだろう。」「メンバーの温度がどこか揃わない。何が起きているんだろう。」 リーダーとして働くなかで、こうした“言葉にしにくい違和感”を抱く瞬間は、誰にでもあり […]