感情表現力|Emotional Compass特性ガイド

ここでは、この特性の感情とふるまいの傾向を解説し、この特性に関する記事を紹介します。

この特性の中核

感情表現力とは、自分の気持ちに気づき、それを無理に抑え込まず、言葉として外に出す力です。うれしい、悔しい、不安といった感情を、誇張も否定もせず、等身大で伝えようとする姿勢を指します。
この特性の核は、感情を正しく説明することではありません。いま自分の中で起きている感情に気づき、それを共有可能なかたちにすることにあります。感情が言葉になることで、相手は状況を理解しやすくなり、関係の前提が整います。

似た特性との違い

混同されやすいのが 動機探索力 です。動機探索力 は、なぜそう感じたのか、何を大切にしているのかを内側で掘り下げる力であり、感情表現力は、その手前にある感情そのものを外に出す力です。
また、感情俯瞰力 とも似て見えることがあります。感情俯瞰力 が、感情から一歩距離を取って見つめ直す力であるのに対し、感情表現力は、距離を取る前に「いま、こう感じている」と共有する力だと整理できます。
さらに、意図共有力 との違いも重要です。意図共有力 は判断や行動の背景を説明する力であり、感情表現力は、説明以前にある感情の提示を担います。

この特性が発揮される場面

感情表現力は、対話のスタート地点をつくる特性です。感情が表に出ることで、理解、調整、合意といった次のプロセスが動き出します。